フリーランスならまだしも、企業で働くWebデザイナーになりたいのであれば、面接は避けては通れない道。
面接は履歴書などと違い、準備や対策はできますが、その場の対応が求められるので緊張しますよね。
また、個人的にですがWebデザイナーを目指す方は人と話したり言葉で自己アピールするのが苦手な方が多い印象。

私も自分から積極的に話すようなタイプではなく、面接もどちらかというと苦手な方です…
しかし、苦手な気持ちはわかりますが避けることはできないので、なんとかしなきゃいけないですよね。笑
ということで、当記事ではWebデザイナーの方が面接前にした方が良い対策のポイントや、よく聞かれる質問をご紹介いたします。
私は現役Webデザイナーとして企業で働いていますが、採用担当として質問したり選ぶ側の立場だったこともあるので、これらの経験からお役に立てるであろう情報をお教えしますね。
Webデザイナーの面接(採用試験)を成功させる6のポイント


- 志望理由を明確にする
- センスという言葉を使わない(理論的に話す)
- 企業の制作実績をチェックしておく
- 自信を持って話す
- 入社後にやりたいことを明確にする
- ポートフォリオを用意する
志望理由を明確にする
面接で必ずといっていいほど聞かれるのが志望理由。
むしろ聞かれないことはないくらいなので、志望理由は必ず明確にしておきましょう。



志望理由が明確に答えられないと、Webデザイナーになった後に意欲的に働く可能性が低く、成長も遅いんじゃないかと思われてしまいますよ。
面接者が知りたい志望理由は次の2つ。
- なぜWEBデザイナーの仕事に就きたいのか
- なぜたくさんある企業の中でこの会社を志望してきたのか
自分の想いを伝えることができるよう、整理して準備しましょう。
センスという言葉を使わない(理論的に話す)
WEBデザイナーは感性やセンスがものをいう仕事のイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。
理論的に考えたり根拠を持たせて目的をもってデザインを作ります。
画家などはセンスが大事かもしれませんが、デザイナーとは見やすさ、目に止まりやすさ、目立たせる方法、配色など論理的に分析して作る人が大半。なんとなくセンスで作っているわけではないです。
なので面接中に間違っても「御社はセンスの良いデザインをたくさん作っているので、その点に魅力を感じ志望しました」と言わないようにしましょう。
自分はデザインの事を知らない人間ですと宣言しているようなものです。
企業の制作実績をチェックしておく
これから面接する企業について、Webサイトに制作実績があれば必ずチェックしましょう。



できれば面接前でなく、応募前にチェックするほうが望ましいです。
企業の制作実績をみることで、どんなデザインを主に作っているのかがだいたいわかります。
一昔前のデザインばかりが制作実績にある企業は要注意。
仮にその会社に採用されたとしても、レベルの低い環境に身をおくことになるので成長が見込めない可能性がありますよ。
自信を持って話す
面接の際はとにかく自信を持って話すことを心がけましょう。
どんなに良い志望動機や自分の強みを話していても、自信がなさそうだと「大丈夫か?」と思われてしまいます。
自信があってやる気のあるように見える人のほうが活躍してくれそうなので選ばれやすいですよね。
Web系の仕事はパソコンと向き合うから声に自信があったり大きかったりする必要はない!というのは大間違い。
実はWebデザイナーにもコミュニケーションは求められます。



チームで制作したり、クライアントと関わることもあるからコミュニケーションスキルが大事なんです。
なので、しっかり話すことができる人材だとアピールするためにも面接時には自信があるようハキハキ話すようにしましょう。
入社後にやりたいことを明確にする
入社したら会社でやってみたい仕事や、将来どんな人間になりたいかなどを明確にしておくことをおすすめします。
なぜなら、目標がある人間はそれに向かって行動するので成長速度も速い人が多いからです。
「この人を採用したら会社にメリットがありそうだ」とか「こんな熱意のある人であればどんどん活躍してくれそうだ」と思われて選ばれる可能性がぐっと高くなりますよ。
ポートフォリオを用意する
Webデザイナーの採用面接ではポートフォリオの提出を求められることがほとんど。
用意しておらず直前に慌てて質の低いものを作り提出する事のないよう、事前に作っておきましょう!
ポートフォリオについての詳しい説明や、どんな内容を盛り込めば良いかなどについては下記記事で詳しくまとめているので参考にどうぞ。


Webデザイナーの面接でよく聞かれる質問まとめ


- 自己紹介
- Webデザイナーを志望する理由
- 数ある中でなぜこの会社を応募したのか
- 将来どのようになりたいか
- どんなツールが使えるか
- デザインに関する勉強はどのように、どれくらいの頻度でしているか
自己紹介
この質問はとの企業でもどの業種でも質問されますね。
Webデザイナーの面接でも、当然最初に自己紹介を求められるケースが大半です。
履歴書にかいてあるから不要じゃない?と思うかも知れませんが、これはしっかりと自分のことを話せる人材かどうかを見ています。
対策としては、内容を丸暗記してテンプレみたいにならないようにしましょう。
Webデザイナー志望の方は、話すのが苦手な人が多いのか丸暗記のような感じで自己紹介される方が多い。



無機質な印象を与えてしまうので、あまりよろしくないです。
あと、丸暗記してきた感は結構わかりやすいです。
個人的には「話すべき内容を箇条書きにして覚える」という方法がおすすめ。
言葉のつなぎを自分で考えで話すようになるので、伝えたいことが漏れる心配なく自然な感じで自己紹介できますよ。
Webデザイナーを志望する理由
数ある仕事の中でなぜWebデザイナーを希望するのかを知りたいために質問されます。
Webデザイン業界は給料が低いだとか、残業が多くブラックというイメージが強いため、そんななかでなぜこの業界を選んだかが気になるんですよね。
対策として、Webデザイナーについて自分がなりたいと思った理由やきっかけを交えて、熱意が伝わるように志望理由を考えて伝えましょう。
数ある中でなぜこの会社を応募したのか
Webデザインの会社は海砂の規模が大きいものから小さいもの全てを数えると、この世にたくさんありますね。
その中でなぜ自分の会社に応募してきたのかはほぼ必ずといっていいほど聞かれます。
これを質問することで、応募してきた側が業界の分析や会社の分析をどこまでしているかを見極めています。
この質問に対しては、応募した会社の長所を答えるようにしましょう。
なるべく他の競合他社にはない唯一無二の長所を答えるとよいですね。
どんなツールが使えるか
Webデザイナーは、仕事柄いろいろなツールを使用します。
特にAdobeの製品はほぼ全てのWebデザイナーが一つは使用しており、デザイン制作で使うIllustratorとPhotoshopは定番であり、コーディングの際はDreamweaverが定番です。
ここらへんについて使用できるスキルがあると望ましいですが、どんなツールが使えるか質問されたときは、正直に答えるようにしましょう。



嘘をついて、入社してからできませんでしたとなると多大な迷惑をかけます。
Webデザイナー志望であれば、できれば面接前にPhotoshopの基礎を学んで初歩的なことはできるレベルにしておくと良いですよ。
Photoshopの学習単体であれば、書籍での学習がコスパがよくおすすめです。
おすすめ本や書籍で学習するおすすめ理由の詳しい内容は、下記記事にまとめたので参考にどうぞ!


将来どのようになりたいか
この質問では単純にWebデザイナーという職業に対して意欲や熱意があるかどうかがわかります。
目的や達成したいことがある人材の方が成長がはやいため、将来どのようになりたいかが明確な人は採用したいと思わせることができます。
この質問が来ることを想定して、自分と向き合い、将来どうなりたいのかを明確にしましょう。
例えば「デザイン、コーディング、営業全てできる人材になりwebディレクターなど管理する側になりたい」とかが定番ですね。
デザインスキルを突き詰めたい方であれば、自分の作る作品が多くの人に見られて影響を与える存在になりたいだとかの目標も良いと思います。



とにかく、自分がデザイナーになりたいと思ったきっかけを思い出し、当時どうなりたいからWebデザイナーになりたいと思ったかを考えてみると良いですよ。
デザインに関する勉強はどのように、どれくらいの頻度でしているか
WEB系は技術が常に進歩します。
デザインのトレンドの移り変わりやHTMLやCSSの進歩、JavaScriptでの新たな表現など新たな仕組みがバンバン出てきます。
勉強しない方であれば、時代に取り残され需要のない人間になってしまいます。
しっかり成長していける人材かどうかの確認のために質問されるので、どのくらいの頻度で、どうやって勉強しているのかを答えましょう。



全然勉強していない!って思った方でも大丈夫。
今から始めればいいんです!
未経験でもなにかしらの知識をつけつつ就活を行うことをおすすめします。
Webデザイナーの面接で逆質問が来たときの対策


面接というのは、たいてい最後に「何か質問はありますか?」という逆質問をされます。
これに対して、必ずひとつは質問するようにしましょう。
「なにもないです」と答えるのは非常に印象が悪いです。
そもそも興味を持ち入社したくて応募したはずなのに、聞きたいことがないというのは「あなたの会社に興味がありません」と言ってるのと同じ。
ちなみに、Webデザイナーとして応募した際の面接であれば、
- どのようにして案件を受注しているのか
- 制作はチームで行うのか、個人で行うのか
- Webデザイナーからキャリアアップする道はあるのか
- 男女比や年齢層の割合(職場環境を知るため)
- クライアントと話すことはあるか
- どんなソフト・ツールをメインで使用しているか
などを聞いてみると、募集要項や会社のWebサイトでは知れない職場の雰囲気が知れるので良いですよ。
Webデザイナーの面接を突破するにはスキルのアピールも重要


Webデザイナー志望の方について、当たり前のことですが、採用面接を突破するにはスキルのアピールが必要です。



Webデザイナーはデザインやコーディングのスキルを駆使して仕事をする職業。
未経験OKの求人でも、よりスキルが身についている人を採用したいと思うのが心理なので、自分の持っているスキルはしっかりアピールするのが大事です。
独学で勉強してきたけどスキルに自信がない方や、面接をたくさん受けても一向に通過しない方、これから勉強を始める予定の方は、Webデザイン関連の勉強をするならオンラインスクールでの学習がおすすめ。
他の勉強方法は独学と職業訓練校がありますが、Webデザイナーになるための勉強内容は広く、全部独学でやるとなると相当きつい。
職業訓練校は学べる内容のレベルが正直とても低いので、卒業後もなかなか一般企業に採用されないのが現実です…
その点、オンラインスクールはWebデザイナーになるために必要な内容が体系的に学べて、就職サポートもしてくれるので圧倒的近道。
ただ、オンラインスクールはたくさんあるのでどれを選べば良いのか悩むのが難点。
ということで、就職サポートがあり、利用者も多くて評判も良く、学べる内容の質も高く、無料体験などがあるスクールを下の記事でまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。


まとめ:ポートフォリオ用意、スキルの向上、質問対策を行い面接に挑もう


Webデザイナーの面接を成功させるポイントをまとめると、
- ポートフォリオを用意する
- 勉強をしてスキルを向上させる
- 質問対策を行う
ということをするべきです。
ポートフォリオについてはどんな内容を盛り込めば良いかなどについて下記記事で詳しくまとめているので参考にどうぞ。


また、未経験でも基礎的なデザインスキルがあるかどうか、勉強し身につけようとしているかが大事。
採用の際にも判断基準として見られます。
勉強をしてスキル向上すればするほど採用面接でも有利になることは間違い無いので、ぜひ採用活動と並行して勉強も進めましょう。
これから勉強を始めようとしており、将来的に企業で働くWebデザイナーになりたい人は、オンラインスクール の利用がおすすめです。



Webデザイナーになるために必要な勉強は割と多いですが、オンラインスクールは全体的にサポートがありつつ学べるのと、就職サポートもあるのが強い。
オンラインスクールについて気になる方は下記の記事を参考にどうぞ。


面接の質問対策については、
- 自己紹介
- Webデザイナーを志望する理由
- 数ある中でなぜこの会社を応募したのか
- 将来どのようになりたいか
- どんなツールが使えるか
- デザインに関する勉強はどのように、どれくらいの頻度でしているか
これらの対策を行い、他には自分で質問されそうな内容を考えて対策してみたり、当日は自信を持ってハキハキ話すことを意識しましょう。