Photoshopって独学で学ぶのは難しい?実際のところどうなの?
この記事ではこんな悩みを解消します。
PhotoshopはAdobe社が提供する世界一有名な画像編集・加工ソフト。
WEBデザインを仕事にする人や、イラストレーター、グラフィックデザイナー、写真家などたくさんの人に使われ支持されています。
そんなPhotoshopについて、プロ仕様のものなので独学で使いこなすレベルになるのは難しいと思ってませんか?
今回はそんな疑問を解決するべく、photoshopの独学は難しいかどうかということについて、3ヶ月という短期間の独学で就職を果たした現役WEBデザイナーが徹底解説いたします。
本記事を参考にすると、photoshopの学習が独学でできそうかどうかという疑問が解消され、次の行動に移せるようになりますよ。
当記事の内容
- photoshopの独学は難しいかどうかについて
- Photoshop独学のおすすめ勉強方法
- 独学をするなら本がおすすめな理由
- 独学に自身がない方、独学したけどさらに知識をつけたい方へのアドバイス

独学3ヶ月でPhotoshopを学びWebデザイナーとして企業に採用された経験をもとに解説いたします。
photoshopの独学は難しい?という問いの考察


ここでは、Photoshopは独学する上で難しいのかどうかや、そのように感じる原因について書いていきますね。
ではまず結論から。
Photoshopの独学は、はっきりいって難しい
結論から言うと、これです。
難しい。
自分がPhotoshopを使い始めた最初の1週間は、とにかく「難しすぎる」「使いこなすのに何年かかるんだ」と言うことばっかり思ってました…
このように思うのは自分だけじゃないらしく、Googleで調べたところ、
- 「Photoshop 挫折」で検索すると約1,100,000件
- 「Photoshop 難しい」で検索すると約 19,100,000件
こんなにも記事にされていたり情報が転がっていることがわかりました。(2021年9月調べ)
では、たくさんの人ががこのようにPhotoshopが難しいと感じる原因はなんなのでしょう?
考えてみた結果、次の4点が出てきました。
(実体験をもとに洗い出しました)
- 専門用語が多い
- ボタンや操作できる箇所、機能などが豊富で困惑する
- なにから始めればいいかわからない
- ルールを知らないと思うように加工ができない
こちらについて順に説明しますね。
難しい原因① :専門用語が多い
Photoshopはとにかく専門用語が多いです。
嫌がらせかと思うくらい専門用語のオンパレード。
具体的にはこんな専門用語が頻出してきます↓
ここらへんは加工の際にほぼ必ず使う基礎の部分なのですが、知識ゼロだとなんのことか全くわかりませんね!もはや呪文のよう。
よくわからない専門用語の多さに嫌気が指し、やめたくなってしまう気持ちもわかります。
僕も最初はあまりにわからなさすぎて、いきなり絶望した思い出がありますので…笑
難しい原因② : ボタンや操作できる箇所、機能などが豊富で困惑する
Photoshopはプロ仕様で機能が充実したソフト。
とにかく操作できるところがたくさんあります。


Photoshopは操作できるところが、とにかくたくさんあります。
画像で見えているところはほんの一部であり、上の「フィルター」や「レイヤー」をクリックするとさらに項目がでてきます。
こんなにあるので、まず覚えるのが大変。
「なにをどうすればあの加工ができるのか」というのが一発でわかったら天才レベル。すぐに使い方を覚えるのは一般人にはまず無理なくらい項目が多い…
難しい原因③ : 何から始めればいいかわからない
Photoshopでは「画像を明るくする」「グラフィック作品を作る」「いらない部分を消す」「合成写真を作る」などいろいろなことができます。
それゆえに、なにから学び始めていけば良いのかがわからない状態に陥る可能性大。
広い海のど真ん中に放り出されて、進むべき方向がわからないような感じになりますよね。
しっかり学ぶ手順を理解して学習を進めなければ、効率が悪いどころか何をすればいいかもわからず何もできないという状況にもなりかねないです。
難しい原因④ : ルールを知らないと思うように加工ができない
Photoshopで加工する際には、ルールもあります。



例えば「レイヤー」という概念があり、「上にあるレイヤー」は「下にあるレイヤー」にかぶさって表示されるみたいなルールがありますよ。
また、テキストを「消しゴム」で消す場合は「ラスタライズ」をする必要があり、「ラスタライズ」を一度した場合はテキストは再編集できなくなります。
このようなルールを知らないとどうなるのか。
文字を消しゴムで消せない…
なんでこの画像の上に違う画像が覆いかぶさってくるの?
などのように困ること間違いなしです…
結果:難しいけど勉強方法を知っていれば大丈夫
Photoshopの独学は難しいということを説明したことにより、自信を無くしてしまった方もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫、安心して下さい!
確かにPhotoshopの独学は難しいけど、「独学方法」を知っていれば独学はじゅうぶんに可能なんです。
理由は、実際に私が未経験ながら独学3ヶ月でPhotoshopを学び、Webデザイナーとして就職することができたから。
(2018年1月に入社し現在も在籍中です)
この経験をもとに、続きでおすすめの独学方法をご紹介いたしますね。
Photoshop独学のおすすめ勉強方法


Photoshopを独学する上でおすすめの勉強方法はこちらです↓
- 本を買って一通りやってみる
- 本で学んだ内容を応用し、自分で何か作ってみる
- 実務的なグラフィックデザインを作ってみる
この流れでやれば、つまづくことなく独学でPhotoshopのスキルが身につく可能性が高いです。
実際に私もこの方法で独学を行いましたし、Webデザイナーとしての経験を積んだ今でもこの方法が良いと思っています。
ということで、続きで各項目について詳しく解説しますね。
Photoshop独学の手順その1
初心者向けの本を買って一通りやってみる
Photoshopの独学について、まず一番はじめに「本で学習」すると良いです。
なぜなら「独学が難しいと感じる原因を確実に潰すことができる」から。
- 原因1:専門用語が多い
→ 本なら専門用語の解説があり、理解ながら学習が可能 - ボタンや操作できるところがたくさんある
→ 本は都度使うところを教えてくれつつ学習が可能 - なにから始めればいいかわからない
→ 大体の本は基礎から順序よくレクチャーしてくれる - ルールを知らないと思うように加工ができない
→ 大体の本はPhotoshopの使い方を詳しく教えてくれるので、ルールに沿って学習が可能
本って凄いですよね…!!
私は本で独学する前に一回YouTubeなど動画で勉強を試みたことがあるのですが、やはり説明が丁寧ではなかったり、自分の今のレベルで知らないことが説明なしにサラッと行われて戸惑ったりすることが多かったです。
一方、本は順番に読み進めて行くことにより、そのときの知識で理解できるよう教えてくれたり解説があるので、つまづくことがほぼ無いんですよね。
その他、本は一冊だいたい2,000円前後で比較的安価でコスパが良い点や、出版までに校正という内容のチェックが入っているため情報の正確性が高いのも魅力的です。
ということで、まずは本を一通り学習して難しさを感じずに着実に学んでみましょう。
Photoshop独学の手順その2
本で学んだ内容を応用し、自分で何か作ってみる
本で学んで終わりにするだけじゃなく、次は学んだ内容を活かして自分で何か作品を作ってみましょう。
そうすることでしっかり自分に定着しているかどうかがわかります。
作るものは、簡単な合成写真でもいいし、自由にやってみましょう。
例えば、当記事のアイキャッチ画像も人物の写真の顔の部分にPhotoshopのロゴを合成しつつ違和感の内容に加工しています。


ここで何か作るのに楽しいという感情が生まれれば、独学が難しいという感情も消え去り今後も楽しんで学習できる可能性が高まりますね。
なので、楽しんで自由に加工してみてください。
Photoshop独学の手順その3
実務的なグラフィックデザインを作ってみる
本での勉強も一通り終わり、自分で考えて自由に加工し作品を作ることができたら、次は実務的なグラフィックデザインを作ってみましょう。
例えば「架空のバナー画像」「架空のWEBサイトデザイン」「架空のポスターデザイン」などがいいですね。
実際に働いてみて作りそうなものを想定して作ってみると、大きなスキルアップに繋がります。
バナーでも、WEBサイトのデザインでも、実際にいいなと思ったデザインを参考にして作ってみるのもいいですよ。
ということで、勉強方法に困っていたり、独学が難しそうと不安な方は、これらの流れで一度学習してみてはいかがでしょうか。
Photoshop独学3ヶ月で就職できた本の紹介


次に、私が実際に3ヶ月の独学期間中に勉強し、WEBデザイナーとして就職するレベルまで引き上げてくれたおすすめのPhotoshop学習本についてご紹介します。
この2冊にはお世話になったし、今でも実務で役立っているし、本当に感謝している…!
- 知識ゼロからはじめる Photoshopの教科書
- Photoshopレッスンブック
本の内容について紹介いたしますね。
おすすめ本①:知識ゼロからはじめる Photoshopの教科書


この本は、フォトショップの操作方法、画像の明るさ調節や色合いの変更、使い方など基礎的な部分から、ポップなイラスト風に加工する方法など少し応用した技術まで書いてます。
つまり、この一冊でウェブデザイナーとして働くことができるくらいの基本の知識や使い方が身につくということ!
一冊で知識ゼロから一気に実力をつけたい方におすすめです!
本の内容詳細や、どんな加工技術が学べるかなどはこちらで確認できますよ↓
>知識ゼロからはじめる Photoshopの教科書
おすすめ本②:Photoshopレッスンブック


「世界でいちばんやさしいとことん丁寧な入門書」というキャッチコピー通り、使い方などをものすごく丁寧に書かれている本です。
学べる内容については他の本と比べると少なめですが、基礎的な内容はしっかりおさえられており、何よりわかりやすく丁寧!
練習に最適であり勉強でつまづきたくない初心者の方におすすめです!
本の内容詳細や、どんな加工技術が学べるかなどはこちらで確認できます↓
>Photoshop しっかり入門
この2冊のおかげで今の自分があるといっても過言ではない。
WEBデザインに携わる仕事を目指す人は必読の2冊です。
自分と同じようにPhotoshopの知識ゼロの状態で書籍から独学を始めようと思っている方に対しては本当におすすめの2冊ですよ。
Photoshopの独学に自信がない人向けの勉強法


ここまでで独学は本をおすすめし、本はコスパが良かったり順序よく学べるなどの長所もありましたが、もちろんデメリットもあります。
- 質問ができない
- 就活のサポートがない
- 不必要なことも学んでしまう可能性がある
- 間違った内容で覚えてしまうかもしれない
- 自分で計画的に学習しなければだらけてしまう
上記のデメリットを感じてしまったり、独学で自分を律して学習することに自信がない方は、これらのデメリットをカバーできるのでオンラインスクールの利用が最適です。
オンラインスクールとは、簡単にいうと「パソコンなどで学習しつつ、ビデオや音声通話を利用することにより講師(メンター)の方と質問や対話ができる遠隔サービス」です。
詳しい概要はこちら↓
オンライン教室(オンラインきょうしつ)は、コンピュータネットワークなど通信を通して、遠隔で行われる教育の形態であるが、いわゆる放送教育ないし通信教育とは違い、リアルタイムかつ双方向で、あるいは一定の人数が一箇所に集まった状態で、そこに設置された映像機器や音響機器を介して行われる形態である。
引用:Wikipedia
つまりどこでもしっかり会話でコミュニケーションが取れつつ学習できるってやつですね。
WEBデザインのことが学べるオンラインスクールはたくさんありますが、質問がしっかりできる環境であり、就職・転職サポートがあるものがベストです。



また、個人的には無料体験や説明会があるところがおすすめです。
どんなものか確認することができ、後で後悔するようなことも回避できるので、是非体験はしておきましょう。
おすすめオンラインスクール3社はこちら↓
- CodeCampのデザインマスターコース
- テックアカデミーのWebデザインコース
- TECH::CAMPのプログラミング教養
どれも大手で学習内容も充実しており、無料体験や無料カウンセリングがあります。
就職・転職サポートがあるのも魅力的。
この3つのスクールについては各記事で詳しくまとめているので、参考にどうぞ。


WebデザイナーになるためPhotoshopを学ぶならオンラインスクール学習が最適


Photoshopを学ぶ目的が「Webデザイナーになりたい」というものであれば、オンラインスクールで学習した方が効率が良く採用される確率も高まるのでおすすめです。
Webデザイナーになるためには、Photoshopの使い方以外にも、デザインの原則や基礎的な知識や、HTML/CSS、JavaScript、サーバーやドメインの知識、Webデザインの作り方を学ぶ必要があります。
これら全てを独学で書籍で学ぼうとすると膨大な時間がかかるし、間違った内容や不要な内容を学習してしまったり、質問できる環境じゃないので詰んだり、就活の際に必要なポートフォリオや履歴書関連もアドバイスがもらえないので選考がなかなか通過しないんですよね。



独学で学習する人は自分で学ぶ姿勢がすごい評価できるけど、スクールに通っていた人と比べると知識に差があることが多いんです。
ちゃんと基礎を学んでいる人が教えるコストも低くなるので、後者が採用されやすい。
オンラインスクールは講師が基礎知識から教え導いてくれ、質問もできるのでつまづきにくく、就職・転職サポートもあるところであれば独学で転職活動するより何倍も楽に、有利に就活することが可能。
1日に何十時間も勉強できる環境・状態であったり、就活に自信がある方以外は、スクールの利用をおすすめします。


Photoshopの独学は難しいかどうかのまとめ


当記事の内容をまとめると、下のような感じになります。
- Photoshopは独学が難しい
- そのように感じる原因は4つ
- 原因① 専門用語が多い
- 原因② ボタンや操作できるところがたくさんある
- 原因③ なにから始めればいいかわからない
- 原因④ ルールを知らないと思うように加工ができない
- しかし、本で学習することで難しく感じる原因を解消し独学が可能
- だが独学は質問できない、間違って学んでしまうなどのデメリットあり
- ということで独学が心配な人はオンラインスクールがおすすめ
といった結論でした。
ちなみに私はWEBデザイナーとして働き数年たった今でも、定期的に本を購入してます。(自分の学習用+後輩の育成のために初心者向けに最適な本を探すため)
そんな私が「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」にそれぞれベスト3、合計9冊をまとめた記事があるので、当記事で紹介した書籍以外にもご興味のある方は是非こちらも見てもらえると嬉しいです。


また、独学が心配な方、WebデザイナーになりたくてPhotoshopを学びたい方におすすめなオンラインスクールはこちら。
- CodeCampのデザインマスターコース
- テックアカデミーのWebデザインコース
- TECH::CAMPのプログラミング教養
詳細は下記記事を参考にどうぞ。

