この記事を書いている2021年11月時点でWebデザイナー歴4年の私が最近よく思うこと。
それは、Webデザイナーは原体験(きっかけ)を明確にすることが重要だという点です。
原体験(きっかけ)というのは、簡単にいうと「どうしてWebデザイナーを目指そうと思ったのか」ということ。
これからWebデザイナーを目指す人も、現に今Webデザイナーとして働いている人も、誰しもきっかけがあるはずです。
ただ、勉強に力を入れたり日々の業務に追われると、意外ときっかけについて忘れてしまい思い出さなくなったりしますよね。
ということで、当記事ではきっかけが重要だと思った理由を解説していくので、内容に共感していただいた方は、記事を読み終わった後に自分のきっかけを思い出してみてください。
そして、可能であればきっかけを常に忘れないように心に留めておくことをおすすめします。
Webデザイナーは原体験(きっかけ)が重要な理由

- 就活の際に必ず聞かれるから
- 辞めたくなったとき・迷ったときの道標になるから
- 自分の作った作品に筋が通るから
続きで理由について少し詳しく説明しますね。
就活の際に必ず聞かれるから
Webデザイナーに限ったことではないですが、就職活動をする際になぜWebデザイナーになろうと思ったのかは必ず聞かれます。

Webデザイナーになりたいきっかけが曖昧な人は、少し嫌なことがあると別業種に転職したり、熱意を持って取り組み成長しない可能性があるから聞かれることが多いです。
面接などで聞かれた際に、Webデザイナーを目指したきっかけが明確に答えることができなければ、真剣さを伝えることが難しい。
ということで、就活対策としてきっかけを明確にし、しっかりと熱意を伝えることができるようにしておきましょう。
余談ですが、Webデザイナーは一つの企業に長くいるよりは転職しいろんなところで経験を積む人が多い業種なので、転職活動や面接が比較的多い業種です。
ということで、現在すでに企業に勤めている人も常にきっかけを明確にしておくことをおすすめします。
辞めたくなったとき・迷ったときの道標になるから
これもWebデザイナーに限ったことではないですが、どの仕事でも大体やめたくなるときがありますよね?
辞めたいと思ったときに、Webデザイナーを目指すきっかけがあれば、それを判断基準として今後どうするか決めやすくなります。
私がWebデザイナーになる前の営業だったときのことなのですが、目指したきっかけを思い出してみても大した理由がなかったので、思い切ってWebデザイナーを目指すことができました。
一方、Webデザイナーになってからも嫌なことがあり辞めたいと思うことはあったのですが、そもそもWebデザイナーになろうと思ったきっかけやどうなりたいかを思い出して「大したことじゃなかったな、頑張ろう。」と思い再び頑張ることができました。
きっかけも曖昧でなんとなく選択した職業だと、嫌なことがあったときにブレて辞めてしまいがちになります。
なぜWebデザイナーになったのか、Webデザイナーになって達成したいことはなんだったか、それは達成できているかを再確認してみましょう。
自分の作った作品に筋が通るから
デザインを目指すきっかけを考えてみると、自分が本能的に好きなデザインがわかることがあります。
デザインはクライアントの目的やターゲットに合わせて作っていく必要がありますが、自分の本能的に好きなデザインの系統があると、その人の個性が生まれます。
Webデザイナー初学者から中堅の頃までは自分の個性を出すとクライアントの意図するデザインができなかったり邪魔になる可能性が高いのでおすすめしないのですが、一定以上のレベルになるには個性がないと突き抜けることができないです。
ということで、自分はどんなデザインが好きなのか、何がフェチなのかというものをきっかけを通して明確にすることをおすすめします。



作品に個性を出さずとも、どんなものが好きかがわかっているということだけでメリットはありますよ。
私がWebデザイナーを目指すことになったきっかけ


ここからは私がWebデザイナーを目指すことになったきっかけをご紹介します。
自分のきっかけがなんだったか探しにくい方、他人のきっかけが知りたい方の参考になれば幸いです。
Webデザイナーを目指すことになったきっかけ
私がWebデザイナーを目指すことになったきっかけは、まず営業マン時代にありました。



自分で何も作り出すことをしておらず、自分で稼ぐ力がないのではと考え始め急に不安になり始めたのがきっかけです。
例えば会社が倒産したときに自分で稼ぐことができなくて困る時代が来るのではと思ったり、副業が世間で周知され始め、自分は副業で何かできるスキルもないと思ったのも理由の一つです。
そうして何か別の自分がやりたい職業がないかと考えたときに、副業もできてものを作るスキルも手に入る「Webデザイナー」という職種が思いつきました。
思い立ってからはHTMLとCSSの本を購入ののち独学で勉強し、実践として友人のカフェのWebサイトを作ったときにデザインは惹かれなかったけどコーディングにどハマりし「何時間でもやってられる」と思ったことがきっかけです。
仕事にできるのに何時間やってても苦痛にならないゲームみたいな楽しさがあり、かつスキルも身につき副業もいつでもできるようになれるという点が最高でした。
自分にとっての原点にこの想いがあるので、Webデザイナーが嫌だと思ったとしても、他にこの条件を上回る職業がないと考えています。
ちなみに、きっかけとは別ですが、将来の目標として場所に関係なく自由なところで働きたいという点があるので、Webデザイナーなら叶えることができると思って頑張っています。



現在は会社員なので自由な場所で働くことは難しい状況なのですが、ゆくゆくは独立したりそういった働き方ができる会社に移り夢を叶えたいと思います。
ということで、きっかけを明確にすると「楽しく仕事ができる・スキルが身に付く」という自分の中で優先したい仕事の内容がわかり、達成したい夢である「場所を選ばずに働く」ということも達成できる仕事であるということが改めて理解できました。
もしWebデザイナーが嫌になったとしても、これらの条件を満たす他の仕事が見つからない限りは、自分はずっとWebデザイナーを続けることができると思います。
デザイン・クリエイティブに興味をもったきっかけ
次に、そもそも自分で何かものを作ることに興味を持ったきっかけはないか振り返ってみたので紹介いたします。
まず、私は小学校に入った頃からプライベートの時間で工作をすることがとても多かったです。
デジモンやドラゴンボール、ポケモンなどのフィギュアを集めるのが好きだったのですが、それらの家をダンボールや画用紙、お菓子の空き箱などで作ったりすることが好きでした。
他の子供たちと違い、日常で趣味としてクリエイティブなことをしていたので、小学校から写生会で描いた絵や図工の時間で作った工作が賞を取ることが多かったです。



やはり日常的に好きでクリエイティブなことをしているとまわりより経験値が得られ成長速度も早いので、好きで自主的にやることは大事だと再認識しました。
この小学生の頃のものをつくる楽しさ、評価される喜びがあったからこそ、社会人になり営業マンからWebデザイナーを目指すときもすんなりとなることができました。
ちなみに、幼少期からファイナルファンタジーが好きで、幻想的な景色やファンタジーなかっこいい建物・近未来な風景も好きでした。
また、社会人になってからPerfumeが好きでテクノロジー系にも興味を持ったり、millennium paradeのカオティックな世界観にも強い関心を持ったことで、自分の好きな系統は「幻想的・カオティック・非現実的・テクノロジー感」ということがわかりました。



自分の過去にハマったものを再確認してみると、好きな系統がわかりますよ。
きっかけを明確にしWebデザイナーを目指した理由などを再確認しましょう。


まとめると、Webデザイナーを目指すきっかけを明確にするべき理由は下記の3点。
- 就活の際に必ず聞かれるから
- 辞めたくなったとき・迷ったときの道標になるから
- 自分の作った作品に筋が通るから
明確にすることで就活対策になったり辞めたくなったりブレたときにどうすれば良いか考える軸になります。
また、原体験を探ることで自分の好きな系統のデザインがわかることがあるので、それがわかれば自分のデザインの個性を見つけ出しやすくなり、デザイナーとして一段階成長するきっかけにもなります。
きっかけを思い出し明確にすることに損はないので、今曖昧になっている方はぜひ明確にしてみてはいかがでしょうか。