Webデザイナーになりたいと思ったり、目指そうとしたときに、「Webデザイナーはイラストが描けた方が良いのだろうか」「絵心がないけど大丈夫だろうか」と思う人も多いかと思います。

私も絵心が全くないタイプの人間なので、Webデザイナーを目指そうと決めたときもこの点もとにかく心配でした…
Webデザイナーは一般的にセンスが必要そうな職業と思われがちなので、絵を描けるスキルも必要なのでは?と思われがち。
しかし実際にWebデザイナーになり働いてきた経験や、先輩・知り合いのWebデザイナーを見てみると、「イラストを描ける」人はほとんどいないのが現状でした。
結論としては、イラストを描けなくてもWebデザイナーになれます!
大丈夫!
もちろんイラストを描けるWebデザイナーも中にはいますが、イラストが描けないWebデザイナーが大半です。
ということで、当記事ではなぜイラストを描けなくてもWebデザイナーになれるのか、実際にイラストが描けないWebデザイナー代表として私の経験も踏まえて解説しますね。
結論:Webデザイナーはイラストが描けなくてもなれます。


記事冒頭やタイトルでも書いちゃいましたが、Webデザイナーはイラストが描けなくても全然大丈夫です!



実際に私は壊滅的な画力ですが、普通にWebデザイナーとして生きています!
もちろんWebデザイナーがイラストを描けなくても良い理由はあります。
それは次の5つ。
- イラスト制作はWebデザイナーの仕事ではないから
- イラストレーターに外注して手配できるから
- 素材サイトで入手できるものもあるから
- イラストをメインで扱う案件は多くないから
イラスト制作はWebデザイナーの仕事ではないから
イラストを描くのはWebデザイナーの仕事ではなく、イラストレーターという専門の職業があります。



Webデザイナーとイラストレーターは身につけるスキルも全く別物。
仕事が明確に分かれているから、Webデザイナーはイラストスキルを身につける必要がないんです。
イラストはイラストレーターに外注して手配できるから
Webデザインを作成するWebデザイナー。
作成をするデザインの中にイラストを使用したいときは、イラストレーターに外注し用意できれば問題ありません。
また、規模の大きい制作会社であれば、Webデザイナーもイラストレーターも社内におり分業で対応している場合もありますよ。
素材サイトで入手できるものもあるから
簡単なイラストであれば、無料素材配布サイトでイラストを入手することができます。
自分が使いたい見た目・雰囲気のイラストを探すのは少し大変。
ただ、もしも見つけることができれば無料で自分が描くこともせずにイラストを使うことができますよ。
イラストをメインで扱う案件は多くないから
Webデザインは、イラストをデザイン内で頻繁に使用するような案件は多くないです。
例えば企業サイトの場合、しっかりとした印象や誠実な雰囲気で作って欲しいというオーダーが多い。
そういった場合にイラストを使ってしまうと、目的と雰囲気がマッチしないことになってしまいます。
イラストは全体の雰囲気をポップにしたり、リラックス、抜け感、優しさや楽しさを伝える効果があります。
制作会社が得意だったりよく引き受ける案件のもよりますが、イラストを使用するサイトは意外にも多くないですよ。
Webデザイナーはイラストを描けても意味はない?


イラストが描けるWebデザイナーはどれくらいいる?


完全に個人の感覚でお伝えしてしまうのですが、イラストレーターが描けるWebデザイナーは1割も満たない印象です。



とりあえず、私のまわりでWebデザイナーだけどイラストもお金をもらえるレベルで描けます!という人は一人もいない。
もう完全に身につけるスキルが別物なので、イラストレーターとWebデザイナーを同時にやるくらいなら、片方で必要とされるスキルを伸ばした方が需要のある人材になれるんですよね。
仕事で両方のスキルがあった方が良い場面ももちろんありますが、両方プロとしての高いレベルまでスキルを身につけるのは正直めっちゃ大変だと思いますよ…
Webデザイナーでイラストが描けるメリット


Webデザイナーに必要なデザインスキルと、イラストを描くスキルは全く別物。
Webデザイナーとして生きるならイラストスキルはなくても大丈夫ですが、イラストが描ける能力があることのメリットはもちろんあります!
それは次の3点。
- 仕事の幅が増える
- 外注費を抑えられる
- 就職・転職で少し有利になる
仕事の幅が増える
イラストが描けると「イラストありのWebデザイン」が作れるようになるので、仕事の幅が広がります。



自分で好きな雰囲気ですぐに作成しデザインに盛り込めるという強みになりますよ。
外注費を抑えられる
Webデザインに本格なイラストを使いたいけど、描ける人がいない。
そんなときはイラストレーターに外注して用意する必要があります。
外注にはもちろんお金がかかる。
そんなときに、自分で描けるスキルがあれば外注費というコストを抑えることができます。
デザイン費が20万だとして、イラスト外注費が3万だとすると売上は17万になりますが、自分でイラストを描ければ20万がそのまま利益になる!
より高い収益性を生み出すWebデザイナーになりたい方は、イラストを描けるスキルは身につけて損はないですね。
就職・転職で少し有利になる可能性がある
イラストも描けるWebデザイナーは希少。
Webデザインを作れる人材を探していて、さらにイラストの外注費も抑えられる人材ということになるので、就職や転職で少し有利になります。
ただ、イラストが描けるスキルというのはWebデザイナーとして必須の能力ではなく、あくまでもあったら良いなというくらいのもの。
イラストは単価も高くなく、最悪外注すれば手配できるので、すごい有利になるわけではありません。
デザインスキルが高い人材であることが大事。
あくまで少し有利になるくらいで考えておきましょう。
Webデザイナーは絵が下手でもOK!イラストよりもデザインを学ぼう


最後に、当記事の内容をまとめると、
- Webデザイナーはイラストが描けなくても大丈夫
- でも描けた方が仕事の幅が広がったり、希少な人材になれる
- ただ、イラストのスキルを手に入れるなら、デザインスキルを伸ばした方が役に立つ
こんな感じ。
イラストを描けるスキルを身につけても、Webデザインの中でイラストを使う場面がそんなにないのが実際のところ。
それであればWebデザインのスキルを伸ばした方が仕事として役立つ場面が圧倒的に多いです。
ということで、イラストのスキルを伸ばすよりも色やフォント、レイアウトのバランスなどのデザインスキルを伸ばすことがおすすめ。
とりあえず、イラストが描けなく、壊滅的な絵心でも全く問題なくWebデザイナーになることができるので安心してくださいね。
Webデザイナーになりたいと思った方へ
当記事を見て、イラストが描けなくてもWebデザイナーなれるということがわかったことで、Webデザイナーになりたいと思いましたでしょうか?
もしWebデザイナーになりたいと思ったら、まず最初はどうやって勉強すれば良いかが一番の悩みどころのはずです。
Webデザインのことを勉強する方法は「独学」「職業訓練校」「オンラインスクール」の3つ。
ただこの中でも勉強法はどれでも良いというわけではありません。
WebデザイナーはWebデザイン以外にもHTML/CSSやPhotoshopなどのツールの使い方、デザインの原理原則など学ぶことが多く、独学で学ぶとなると膨大な時間がかかったり、間違った内容で覚えてしまう可能性が非常に高い。
また、職業訓練校で学べる内容についてはとても現場で使えるスキルではないので、ちゃんとした制作会社に採用される見込みも低いです。



実際に採用担当をしたときに職業訓練校からの応募者がとても多かったのですが、学習期間に対して身についているスキルがとても低いパターンが多く、採用が難しい方がほとんどでした。
なので、身につくスキルや就活のことを考えるなら、オンラインスクールを利用した学習がおすすめです。
オンラインスクールは質の高い講師や現役のデザイナーから教わるので効率よく学習できたり、質問や就職サポートがあるので、独学や職業訓練校で学ぶよりも確実に、圧倒的に力がつきます。
オンラインスクールはたくさんあるのでどれを選べば良いのか悩むのが難点。
ということで、就職サポートがあり、利用者も多くて評判も良く、学べる内容の質も高く、無料体験などがあるスクールを下の記事でまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

